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のだめカンタービレ
クラシック作品辞典 第3巻

第3巻までの演奏者別もくじ

  1. ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 op.55
  2. よあけのみち
  3. 「プリごろ太 宇宙の友情大冒険」(仮題)
  4. ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 op.55(のだめ版)

 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 op.55

[Lesson14] Sオケ定期公演の曲にして、千秋の指揮者としての初舞台曲

通称「エロイカ」(原題が“Eroica”なので)。ベートーヴェンの才能が開花した、最初の偉大な収穫とみられる作品です。第2楽章が葬送行進曲になっていたり、第4楽章が壮大な変奏曲になっているなど、従来の交響曲にはなかった斬新な構想の曲です。ベートーヴェンが頭で描いていた音楽は、当時の楽器の限界を超えていたといわれています。とにかくこの曲は、ラストに向かっての盛り上がり方がカッコよく、最後で成功を確信した千秋が思わず「うしっ」って言った気持ちもわかりますね。

ベートーヴェン:交響曲第1番/第3番「英雄」

ベートーヴェン:交響曲第1番/第3番「英雄」

【演奏】ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【曲目】ベートーヴェン:交響曲第1番/同:交響曲第3番「英雄」

税込1,000円


 よあけのみち

[Lesson15] 千秋の電波を受信して(?)のだめが風呂で歌っていた歌

テレビ「世界名作劇場」の名作中の名作、「フランダースの犬」(昭和50年放送)の主題歌。作曲:渡辺岳夫、作詞:岸田衿子。いつの日かルーベンスのような画家になることを夢見ていた少年ネロと、愛犬パトラッシュの悲しい物語。貧しいながらも幸せに暮らしていたネロは、ある誤解から信頼と仕事を失い、家賃を払うお金もなくなってしまいます。最後の望みだったコンクールにも落選し、失意の中、大聖堂に向かうネロとパトラッシュ。大聖堂で雪明かりの下、ついに憧れのルーベンスの絵を見たネロは満足の笑みを浮かべ、パトラッシュと共に静かに息をひきとったのでした。涙なくしては見られません。原作はウィーダーの「A Dog of Friends」。ちなみに作詞者の岸田衿子さんは、女優の岸田今日子さんのお姉さんなんだそうです。


 「プリごろ太 宇宙の友情大冒険」(仮題)

[Lesson17] のだめが千秋の部屋で見たアニメ映画の主題歌

「プリごろ太 宇宙の友情大冒険」は、妖精のプリリンと少年ごろ太が主人公のアニメ映画。ごろ太たちは、プリリンの魔法によって宇宙に遊びに行くのですが、いじめっ子のカズオが遭難しそうになってしまいます。カズオがいなくなれば平和になると言って誰も助けようとしない中、いつもカズオにいじめられているごろ太が、危険を顧みず助けに行きます。さっき、ごろ太が宇宙アメ(1粒で1時間効くアメ。これをなめないと死んでしまう)をなめるのを忘れていたのを教えてくれたのは、カズオだったのです。広い宇宙に来て、人間はひとりでは生きられないことに気づく友情物語。のだめが見たのは映画でしたが、おそらくテレビで放送されている人気アニメの劇場版なんでしょうね。プリごろ太は、ドラえもんにおけるジャイアン、スネ夫、しずかちゃんに相当するキャラクターが登場する、藤子・F・不二雄の世界を踏襲した王道アニメと思われます。


 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 op.55

[Lesson18] のだめが勝手に編曲してピアノで弾いていた曲

全楽章を弾き切ったのだめ、かなり凄いです!ちなみにリストが交響曲9曲全てをピアノ独奏用に編曲しています。


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のだめカンタービレ クラシック作品辞典 (http://nodame.moo21.com)