のだめカンタービレ
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【演奏】カラヤン、アバド(指揮)、アシュケナージ、リヒテル、アルゲリッチ(ピアノ)他 税込1,500円(2枚組) |
[Lesson31] 千秋が伴奏した、真澄の卒業試験曲。
ジョリヴェは1905年生まれのフランスの作曲家です。クラシックの作曲家には、一般的にはあまり名前が知られていなくても、ある特定のジャンルの中だけで飛びぬけて知名度が高い人がいるものですが、ジョリヴェもそうした傾向にある作曲家と言えるかもしれません。世間一般のクラシック愛好家に広く愛聴されているというわけではありませんが、管楽器(特にフルート)や打楽器の人たちにとって重要なレパートリーになっている曲が多い人です。この協奏曲もCDに録音されることはまれですが、音大生の試験や演奏会などではよく取り上げられます(うちの辞典には解説が載ってない・・・)。
【演奏】ジャン=ルイ・フォルスティイエ(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢 他 税込1,500円 |
[Lesson31] 卒業式の打ち上げ1次会の席と、2次会のカラオケで歌った曲
「忘れないぜオレたちを 永遠に輝け!! 伝説のスーパーオーケストラ レジェンド・オブ・Sオケ〜〜」。学園祭の時にはサビしかわかりませんでしたが、かなりちゃんとした歌詞がついてて、コーラスパートまである、しっかりした曲でした。作者は不明ですが、かなり峰っぽいな・・・。
[Lesson31] 卒業式の打ち上げで、のだめがリクエストされた
第4巻参照。
[Lesson31] ゲーム「太鼓の名人」で選択できる曲
コスメのまほう
・・・キレイを怠たるのは犯罪です!Kissで好評連載中のアレですか?
プリごろ太
・・・第4巻参照。結局、真澄がゲームをするわけですが、千秋がこの曲を知っていたという時点で、ダーティーペアの負けです・・・。
だんご4兄弟(未確定)
・・・「だんご4...」までしか読めませんが、「だんご4兄弟」でしょうか(だんご4姉妹かも?)。幼児向け番組から生まれた曲でしょうか。
[Lesson31] 鈴木姉妹がカラオケで歌った曲
「重いなんて言わないで ふくらみ続けるこの想い A・B・C・D・E・F・Gカップ」。すごい歌詞だ・・・。鈴木姉妹が2人で歌ってましたが、本物もやっぱり女性2人組のユニットなのでしょうか。
[Lesson31] 千秋がSオケダーティペアによってカラオケで歌わされそうになった曲
NHK「プロジェクトX 挑戦者たち」の主題歌として超ロングセールを記録した、中島みゆきの大ヒット曲です。作詞作曲:中島みゆき。発売130週目でのオリコン第1位獲得、139週目にして100万枚達成など、数々の記録を打ち立てました。また中島みゆきは、2002年にこの曲で紅白歌合戦出場も果たし、黒四ダムからの中継は瞬間最高視聴率52.8%を記録しました。
[Lesson31] 打ち上げ帰りにのだめと千秋が踊っていた曲
曲というよりも、酔っぱらって踊っていただけです(のだめは振り回されていただけ?)。
[Lesson32] 千秋の携帯電話の着信音
千秋の携帯電話がなった時、のだめが「ベトベン」とつぶやいています。何の曲でしょうね。
[Lesson32] 千秋が子供の頃、三善家のサロン演奏会でリクエストされた曲
サン=サーンスは、フランス近代音楽の基礎を築いた作曲家です。音楽史上希に見る才能の持ち主で、10歳の時にはベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を暗譜で弾けたという伝説が残っています。作曲の他、ピアニスト、オルガニスト、教育、詩、戯曲、哲学、天文学、等にも長じ、極めて多彩な人でした。千秋がおじいさんにリクエストされた曲はわかりませんが、サン=サーンスのヴァイオリン曲で一般的に有名なものには「序奏とロンド・カプリチオーソ」や「ハバネラ」があります(いずれも元々オーケストラ伴奏の曲ですが、ピアノ伴奏でもよく演奏されます)。ヴァイオリン・ソナタも2曲作っていますが、先の2曲ほどメジャーではありません。
[Lesson33] 千秋が三善家で聞いていた曲
「無人島に持って行くクラシック」みたいなアンケートでは必ず上位に入り、音楽史上最高の曲と断言する人も少なくない、大バッハの傑作。しかしバッハの死後は、この曲はなぜか忘れ去れていました。それから100年の時を経て、作曲家メンデルスゾーンの指揮によって復活演奏され、今日に続くバッハ復活の契機になりました。のだめが入って来たときに千秋が聞いていた曲は、第1部第19曲「ああ痛まし!さいなまれし心ここにうち震う」。なお、受難曲というのは、聖書の福音書にあるキリスト受難の記事に作曲をしたものです。
【演奏】ペーター・シュライヤー(指揮)、ドレスデン・シュターツカペレ他 税込1,529円 |
[Lesson33] 三善家でのだめと千秋が見ていたCDや楽譜
モーツァルト:ピアノソナタ第14番 K.457/第15番
K.545/第16番 K.570/第17番
K.576
・・・第14番はピアノ・ソナタの最高傑作との呼び声も高い作品です。第15番はモーツァルトが「初心者のための小ピアノ・ソナタ」と呼んだ愛らしい曲です。第16番も15番と同様に簡素ながら洗練された曲です。第17番はプロシャ皇帝からの注文で書かれた曲で、モーツァルトが作った最後のピアノソナタです。
J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ(未確定)
・・・第7巻参照。CDのジャケットは「Unaccon...&
Part...」と読めます。この曲の英題は「Unaccompanied Sonatas & Partitas for
Violin」とか「Sonatas and Partitas for Unaccompanied violin」などと表記されます。
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
op.20(未確定)
・・・CDのジャケットは「Zige...」と読めます。ツィゴイネルワイゼンの原題は「Zigeunerweisen」です。典型的なジプシー・ヴァイオリンのスタイルを使用した、演奏効果バツグンの曲です。ツィゴイネルワイゼン自体は10分に満たない曲なので、CDは他に10曲程度が入った小品集なのでしょう。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
op.55(未確定)
・・・第3巻参照。大判の楽譜のような表紙に「Es Dur
op.55」と書いてあります。多分オーケストラスコアなのではないでしょうか。Es Durはドイツ語で、変ホ長調のことです。
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」
op.24(未確定)
・・・第1巻参照。楽譜のような表紙に「IN F MAJOR
op.2...」と書いてあります。表紙のデザインからすると、多分ヴァイオリンの楽譜でしょう。F MAJORは英語で、ヘ長調のことです。
(ショーソンの曲)
・・・千秋が探していた楽譜。曲はわかりませんが、話の流れからするとおそらくヴァイオリンの曲でしょうから、「詩曲(ポエム)
op.25」でほぼ決まりでしょう。ショーソンの全ての作品の中でもずば抜けて人気が高い曲です。
[Lesson33] 峰の試験曲。伴奏マキちゃん
フランクは19世紀フランスで活躍したオルガン奏者で作曲家です。1楽章に出てくる主題が他のすべての楽章を通じて現れる、「循環形式」と呼ばれる独自の語法を完成させました。フランクの唯一のヴァイオリンソナタは、今日のあらゆるヴァイオリンソナタの最高峰のひとつです。このソナタも循環形式によって作られています。ちなみにこの曲はチェロやフルートでも頻繁に演奏されています。
【演奏】五嶋みどり(ヴァイオリン)、ロバート・マクドナルド(ピアノ) 税込1,680円 |
[Lesson34] 千秋とのだめが三善家で演奏した曲
エルガーは近代イギリス音楽の父と言うべき作曲家です。国民的作曲家として称えられ、終生イギリス楽壇の指導者的存在でした。第一次世界大戦によって心身ともに疲れきったエルガーは森の中の別荘に引きこもりますが、そこでの生活の中で生まれた曲がこのヴァイオリンソナタでした。エルガーは当時の前衛的な芸術とは無縁の立場を貫き続けた人で、この曲もまた伝統的な語法で書かれた作品です。エルガーのよき理解者であったマリー・ヨシュア女史に捧げられました。しかし、完成を前にしてヨシュア女史が急死したという知らせが届いたため、第2楽章の中間部の美しいメロディを、郷愁に満ちた回想として終楽章に挿入したというエピソードが残されています。活気に満ちた情熱と、込み上げてくるような深い感情を併せ持つこのロマンティックな曲を、千秋とのだめが演奏していたんだと思うと、胸にジーンとくるものがありますね(もし僕が三善家で生で聞いてたとしたら、多分泣いてます・・・)。
【演奏】五嶋みどり(ヴァイオリン)、ロバート・マクドナルド(ピアノ) 税込1,680円 |
[Lesson34] 千秋の叔父さんが挙げたエルガーの曲
千秋の叔父さん、かなりのツウです。これだけ知ってる人は熱心な音楽愛好家でも少ないんじゃないでしょうか?エルガーの作品で一般的に知られているものは、「愛のあいさつ」「威風堂々第1番」「チェロ協奏曲」と、「エニグマ(謎)変奏曲」「弦楽セレナード」などでしょうか。
行進曲「威風堂々」
op.39
・・・5曲からなる行進曲で、第1番はエルガーの作品中最も有名なもののひとつです。中間部のメロディには「希望と栄光の国」という歌詞がつけられ、イギリス国民にとって第2の国家というべき存在になっています。
愛のあいさつ
op.12
・・・もともとピアノ用に作られたサロン風音楽で、後にオーケストラ用に編曲されました。現在ではヴァイオリンやチェロなど、さまざまな編曲で演奏されています。
チェロ協奏曲
op.85
・・・ドヴォルザークのチェロ協奏曲と並んで、このジャンルの最高傑作のひとつに数えられています。ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏が特に有名で、映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」でも、テーマ音楽のように使われていました。
オラトリオ「ジェロンティウスの夢」
op.38
・・・叔父さんは「ゲロンティアス」と言ってましたが、「ジェロンティウス」というのが日本での一般的な呼び方のようです。死の床に就いたひとりの老人の魂のさまよいを描いた、2時間を要する巨大な合唱曲。
交響曲第1番 op.55/第2番 op.63/第3番
op.88
・・・エルガーの交響曲は決してメジャーとは言えませんが、第1番は初演当時から人気の作品で、イギリス国外でも歓迎されました。第3番は未完のため、ほとんど演奏されません。
弦楽四重奏と弦楽合奏のための「序奏とアレグロ」
op.47
・・・現在ではエルガーの傑作としてよく演奏される曲ですが、作品の複雑さと演奏の困難さから、初演後30年以上も顧みられることはありませんでした。ウェールズ地方の民謡のインスピレーションを得た序奏と、輝かしく速いアレグロからなります。