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のだめカンタービレ
クラシック作品辞典 第9巻

第9巻までの演奏者別もくじ

  1. ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
  2. NHK「今日の料理」のテーマ
  3. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 op.57
  4. ショパン:舟歌 op.60
  5. ラヴェル:鏡より「道化師の朝の歌」
  6. ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番 Hob XVI-52
  7. ショパン:幻想曲 op.49
  8. バルトーク:2つのルーマニア舞曲 op.8a
  9. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 K.310(300d)
  10. シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 op.22
  11. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番 K.333(315c)
  12. フランク:前奏曲・コラールとフーガ
  13. シューマン:フモレスケ op.20
  14. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  15. サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25
  16. R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 op.28
  17. ベートーヴェン:交響曲第7番 op.92
  18. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」 op.24
  19. ショパン:夜想曲第2番 op.9-2
  20. シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 op.42 D.845
  21. ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
  22. ショパン:24の前奏曲 op.28より第21曲
  23. ペッパー警部
  24. よろしく哀愁
  25. ショパン:12の練習曲 op.10より第4曲

 ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章

[Lesson47,48] マラドーナ・ピアノ・コンクール、のだめ、瀬川悠人の本選曲

第8巻参照。

ムソルグスキー:展覧会の絵

ムソルグスキー:展覧会の絵

【演奏】イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
【曲目】ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章/ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」/チャイコフスキー:ドゥムカop.59

税込1,680円


 NHK「今日の料理」のテーマ

[Lesson47,48] 電車の中で流れた携帯電話の着メロ

「3分間クッキング」のテーマもそうですが、料理番組のテーマ曲ってなんでこんなに有名なんでしょう?ご存知「今日の料理」のテーマ曲。冨田勲作曲。僕の認識では冨田さんは作曲家というよりも、シンセサイザー奏者なんですが、一般的な認知度はどうなんでしょうか。1970年代、当時まだ世界に数台しかなかった、シンセサイザーというものを日本に初めて持ち込み、ストラヴィンスキーの「火の鳥」やホルストの「惑星」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」などを、宇宙的な広がりを持つ幻想的な音響で再現してみせ、世界中から絶賛されたすごい人なのです。作曲家としても、テレビや映画音楽から童謡に至るまでたくさんの作品があります。「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」のテーマも冨田さんの曲です。


 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 op.57

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、坪井隆二の本選曲

「情熱」ではありません。「熱情」です。念のため。第1巻「悲愴」も参照のこと。構造的にもテクニックの上でも、ベートーヴェンのみならず、あらゆるピアノソナタの中の最高傑作と呼ばれる曲のひとつです。「熱情」というタイトルはベートーヴェン自身がつけたものではなく、連弾用編曲の楽譜が出版された際に、出版社が勝手につけたものですが、「運命の動機」と呼ばれる冒頭の部分をはじめ、全曲にふさわしいタイトルとして今では世界中でこの通称が定着しています。

ベートーヴェン:4大ピアノ・ソナタ集

ベートーヴェン:4大ピアノ・ソナタ集

【演奏】ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
【曲目】ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」/同:ピアノ・ソナタ第14番「月光」/同:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」/同:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」

税込1,000円


 ショパン:舟歌 op.60

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、のだめの2つ前に弾いた人(坪井隆二?)の本選曲

千秋が見ていたコンクール本選のプログラム順を見ると、のだめの2つ前の人が「熱情」を含む3曲を弾いているのですが、このコンクールの本選は、予選からの通し番号順に弾いてるような感じなので、坪井君がNo.8、内舘さんがNo.10、のだめがNo.18ということで、のだめの2つ前の人は、坪井君じゃないかと思ったわけです(のだめと悠人くんみたいに、同じ曲を弾いてる別人かもしれませんが)。ショパンは、ノクターンやワルツを20曲余り、マズルカを60曲以上など、同じ形式でたくさんの曲を作りましたが、この舟歌は1曲しか作られませんでした。ヴェネツィア特有のゴンドラの歌のリズムにのせて、一種の寂寥感をただよわせるこの曲は、あらゆるテクニックが要求される難曲です。


 ラヴェル:鏡より「道化師の朝の歌」

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、のだめの2つ前に弾いた人(坪井隆二?)の本選曲

タイトルの「鏡」とは、鏡のように客観的に映像を見つめて、そのまま表わすという意味です。「蛾」「悲しい鳥たち」「海原の小舟」「道化師の朝の歌」「鐘の谷」の5曲からなる組曲で、それまでのラヴェルの和声語法に大きな変化をもたらしました。ラヴェルは母がスペイン系だったこともあり、好んでスペインの音楽を作品にとりいれましたが、この曲もセギディーリャというスペインの独特なリズムが使われており、ラヴェルのフランス的なエスプリとあいまった、非常に洗練された曲になっています。なお「鏡」の4曲目と5曲目は、後にラヴェル自身によってオーケストラ用に編曲され、特にこの「道化師の朝の歌」は、独立したオーケストラ作品としても有名です。

ラヴェル:ピアノ作品全集

【演奏】モニク・アース(ピアノ)
【曲目】(CD1)ラヴェル:鏡/同:水の戯れ/同:亡き王女のためのパヴァーヌ/同:古風なメヌエット/同:前奏曲/同:シャブリエ風に/同:ボロディン風に/同:ハイドンの名によるメヌエット/同:マ・メール・ロワ (CD2)ラヴェル:
クープランの墓/同:夜のガスパール/同:ソナチネ/同:高雅にして感傷的なワルツ

税込1,995円(2枚組)


 ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番 Hob XVI-52

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、のだめの前に弾いた人(内舘秀美?)の本選曲

ハイドンのピアノソナタは出版社によって通し番号がまちまちで、非常にわかりにくくなっています。「Hob」というのは、モーツァルトの「KV」やバッハの「BWV」などと同じく、研究者によってハイドンの作品につけられた番号で、「ホーボーケン」と読みます。ホーボーケン+ローマ数字+算用数字という並びになっているので、この曲の場合は「ホーボーケン16の52」です。この曲は、結婚前のバルトロッチ夫人に捧げられた作品で、豊かな和声、華やかなテクニックを駆使した、ハイドンのピアノソナタの傑作です。


 ショパン:幻想曲 op.49

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、のだめの前に弾いた人(内舘秀美?)の本選曲

この曲も舟歌同様、幻想曲としてはショパン唯一のものです。ショパンと言えば、女流作家ジョルジュ・サンドとの9年間の恋愛が有名ですが、この曲はそのジョルジュ・サンドと最も幸福な生活を送っていた時の作品です。ちなみにこの曲の冒頭のメロディは、歌謡曲「雪の降る街を」でパクられました。だからほとんどの日本人はこの曲を聞くと、頭の中で「ゆーきーのふーるまーちをー」って歌ってしまうハズです。どうしてくれる!


 バルトーク:2つのルーマニア舞曲 op.8a

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、のだめの前に弾いた人(内舘秀美?)の本選曲

プログラムにはドイツ語で「Rumanische Tanze(ルーマニア舞曲)」と書かれています。作品番号が併記されていないため確定はできませんが、この曲でしょうか。なおバルトークには「6つのルーマニア民族舞曲」という組曲もあり、この作品も省略して「Rumanische Tanze(ルーマニア舞曲)」と書かれることもあるため、こちらの可能性も捨て切れません。知名度の点では後者が圧倒的に有名ですが、難易度はさほど高くないようで、コンクールの本選ということを考えると、やはり「2つのルーマニア舞曲」なのかもしれません(すみません、手元に解説が載っている文献がありません・・・)。

【追記】05年10月に発売された「キャラクターBook」によって「2つのルーマニア舞曲」であることが判明しました。


 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 K.310(300d)

[Lesson47] マラドーナ・ピアノ・コンクール、のだめの本選曲

第8巻参照。

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番〜11番

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付」

【演奏】内田光子(ピアノ)
【曲目】モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331「トルコ行進曲つき」/同:ピアノ・ソナタ第8番K.310/同:ピアノ・ソナタ第9番K.311/同:ピアノ・ソナタ第10番K.330

税込1,529円


 シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 op.22

[Lesson47] マラドーナ・ピアノ・コンクール、のだめの本選曲

第8巻参照。

シューマン:ピアノ名曲集

リヒテル・イン・イタリー/シューマン:ピアノ名曲集

【演奏】スビャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
【曲目】シューマン:蝶々op.2/同:ピアノ・ソナタ第2番op.22/同:ウィーンの謝肉祭の道化op.26

税込1,700円


 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番 K.333(315c)

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、のだめの後に弾いた人の本選曲

優雅さのうちに、スケールの大きさをあわせもつソナタです。第1楽章のテーマが、クリスチャン・バッハ(有名なJ.S.バッハの末息子)のソナタに通じるため、前年に亡くなった先輩への追憶と見られています。


 フランク:前奏曲・コラールとフーガ

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、のだめの後に弾いた人の本選曲

室内楽やオルガン曲に多くの傑作を残したフランクですが、彼はピアノ曲を10数曲しか残していません。面白いことにピアノ曲の作曲時期は、24歳までの初期と60歳以降の晩年の2つにわかれています。この曲は晩年の作品で、厳格な形式の中に内省的な感情を感じさせる、個性的な作品です。


 シューマン:フモレスケ op.20

[Lesson47] マラドーナ・コンクール、のだめの後に弾いた人の本選曲

自由な形式による、大規模で即興的な作品です。全体は7つの部分からなっていて、タイトルに「ユーモア」という意味が掲げられていますが、喜びと悲しみ、笑いと涙を絶妙に音楽に反映させた名曲です。


 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

[Lesson49] R☆Sオーケストラ、ニュー・イヤー・コンサートのオープニング曲

クラシック音楽の歴史を語る時に、「牧神以前/牧神以後」と言う分けかたをされることもあり、それまでの「ロマン派音楽」と呼ばれる世界から完全に決別した、音楽史上の記念碑的傑作。冒頭の無伴奏のフルートソロが印象的です。マラルメの長詩「牧神の午後」に寄せて作曲されました。牧神というのは、上半身が人間で下半身が牛という、ギリシャ神話に出てくる神様です。水辺で水浴びをしていた妖精たちの美しさに魅せられた牧神が、激しい欲望を感じて追い求めるものの、妖精たちは半獣半人の牧神の姿に驚いて逃げてしまう、という話です。

ア・ラ・フランセーズ

ア・ラ・フランセーズ

【演奏】レヴァイン、バレンボイム、小沢征爾、マルティノン、カラヤン、デュトワ他
【曲目】(CD1)ベルリオーズ:歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」より序曲/サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」/同:歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール/デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」/シャブリエ:狂詩曲「スペイン」/フォーレ:パヴァーヌ/ビゼー:小組曲「子供の遊び」/フランク:交響詩「呪われた狩人」 (CD2)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/オネゲル:交響的楽章「パシフィック231」/イベール:交響組曲「寄港地」/サティ:ジムノペディ第1番/同:ジムノペディ第3番/同:バレエ組曲「バラード」/ラヴェル:ボレロ

税込1,500円(2枚組)


 サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25

[Lesson49] R☆Sオーケストラ、ニュー・イヤー・コンサートの協奏曲。ソリスト清良

サラサーテは19世紀にヴァイオリンの名手として国際的に活躍した人で、主に自分の演奏会用に、技巧を駆使した小品を残しています。中でも「ツィゴイネルワイゼン」は有名です。「カルメン幻想曲」は、ビゼーの有名なオペラ「カルメン」のよく知られた旋律が次々に現れる、奔放な曲です。オペラ「カルメン」は、情熱的な女カルメンをめぐる恋の悲劇で、最後にはカルメンは、彼女をあきらめきれない男によって、闘牛場の入り口で殺されてしまいます。まさしく「オレの真っ赤なルビー」なわけです(なんのこっちゃ)。なお、ワックスマンという人も「カルメン幻想曲」という同タイトルの曲を作っています。もちろんまったく違う曲なのですが、やはりオーケストラ伴奏のヴァイオリン独奏曲で、サラサーテと同じくらい有名な曲なので、CD購入の際には要注意です。

ツィゴイネルワイゼン/ヴァイオリン名曲集

【演奏】リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン)、ネヴィル・マリナー(指揮)、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
【曲目】サラサーテ:カルメン幻想曲op.25/サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソop.28/サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンop.20/ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番op.4/マスネ:タイスの暝想曲/ラヴェル:ツィガーヌ/ショーソン:詩曲op.25

税込1,000円


 R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 op.28

[Lesson49] R☆Sオーケストラ、ニュー・イヤー・コンサート前半のメイン曲

タイトルが長いため、通常の会話では「ティル」と略されます。ティル・オイレンシュピーゲルとは、14世紀の北ドイツ地方に生きた職人で、各地を放浪していらずらを重ねて逸話を残した人物です。古くからドイツに伝わる民話のようなもので、100くらいの話があるようなので、興味がある方は、調べるなり本を買うなりしてみて下さい。この曲は物語の細部にわたって音楽的描写を試みていて、ユーモアに満ちた童話的世界を生き生きと描いている楽しい作品です(とは言え、ティルは散々いたずらをかさねた挙げ句、最後には死刑になってしまいます!)。


 ベートーヴェン:交響曲第7番 op.92

[Lesson49,50] R☆Sオーケストラ、ニュー・イヤー・コンサートのメイン曲

第2巻参照。

ベートーヴェン:交響曲第5&7番

ベートーヴェン:交響曲第5&7番

【演奏】カルロス・クライバー(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【曲目】ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/同:交響曲第7番

税込1,890円


 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」 op.24

[Lesson51] のだめの実家のピアノの上に置いてあった楽譜

第1巻参照。今ののだめにつながる原点となる曲ですね。

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番・第9番

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番&第9番

【演奏】ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、レフ・オボーリン(ピアノ)
【曲目】ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」/同:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」

税込1,000円


 ショパン:夜想曲第2番 op.9-2

[Lesson51] のだめの実家のピアノの上に置いてあった楽譜

第1巻参照。峰の伴奏をした頃、一度実家に帰ったんでしょうか。


 シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 op.42 D.845

[Lesson51] のだめが実家で弾いてた曲

第8巻参照。

 

シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番

【演奏】マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
【曲目】シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番D.845/シューマン:ピアノ・ソナタ第1番op.11

税込2,039円


 ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー

[Lesson51] のだめが将来ニューヨーク・フィルと競演したいと言った曲

第5巻参照。これからパリに留学するというのに、フィラディルフィアといいニューヨークといい、のだめが連想するオーケストラは、なぜかアメリカのオーケストラばっかり。なぜだ?

ガーシュウィン:作品集

ガーシュウィン:作品集

【演奏】バーンスタイン、プレヴィン(ピアノ、指揮)、シャハム(ヴァイオリン)他
【曲目】(CD1)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー/同:パリのアメリカ人/同:ピアノ協奏曲ヘ調/同:キューバ序曲 (CD2)ガーシュウィン:
キャットフィッシュ・ロウ(「ポーギーとベス」組曲)/同:変奏曲「アイ・ガット・リズム」/同:3つの前奏曲(ハイフェッツ編)/同:ラプソディ第2番/同:「ソング・ブック」よりフォギー・デイ、エンブレイサブル・ユー、サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー、レディ・ビー・グッド、私の彼氏

税込1,500円(2枚組)


 ショパン:24の前奏曲 op.28より第21曲

[Lesson52] 千秋がのだめの実家で弾いてた曲

24の前奏曲は、すべての長調と短調で書かれている曲集です。1曲1曲は数分程度の短いもので、1分に満たないものもたくさんありますが、音楽的に充実した完成度の高い作品です。第15番には「雨だれ」という副題が付いていて、特に親しまれています。ちなみに第7番は某薬のCMに使われていて、だからほとんどの日本人はこの曲を聞くと、頭の中で「ありがとう。いーい薬です」ってつぶやいてしまうハズです。どうしてくれる!


 ペッパー警部

[Lesson52] のだめの発言「わたしたちこれからいいところ」の元ネタ?

1976年(昭和52年)、大胆な衣装と華麗な振り付けでその年の新人賞を総なめにし、その後も国民的人気を博した、ご存知ピンク・レディーのデビュー曲。作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一。当時の若者の間には「キャンディーズ派」「ピンク・レディー派」などといって勢力分布ができたりしてたとか。のだめの発言は「ペッバー警部 邪魔をしないで ペッパー警部 私たちこれからいいところ」というサビのフレーズからとったものだと思いますが・・・どうでしょう。


 よろしく哀愁

[Lesson52] のだめの発言「もう十分会えない時間で愛を育てたし」の元ネタ?

郷ひろみが1972年に発表した最大のヒット曲で、今のところ郷ひろみ唯一のオリコン1位楽曲。作詞:安井かずみ、作曲:筒美京平。当時、西城秀樹・野口五郎・郷ひろみの3人は芸能界の「新御三家」と呼ばれていました(ちなみに元祖「御三家」は、橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦)。のだめの発言は「会えない時間が 愛育てるのさ 目をつぶれば君がいる」というフレーズからとったものだと思われます。


 ショパン:12の練習曲 op.10より第4曲

[Lesson52] のだめが実家で千秋に弾かされた曲

第8巻参照。

ショパン:12の練習曲

ポリーニ/ショパン:12の練習曲

【演奏】マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
【曲目】ショパン:12の練習曲op.10/同:12の練習曲op.25

税込1,890円


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のだめカンタービレ クラシック作品辞典 (http://nodame.moo21.com)