のだめカンタービレ
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【演奏】モニク・アース(ピアノ) 税込1,995円(2枚組) |
[Lesson54] 千秋がジョギング中に見つけた演奏会のポスター
第6巻も参照のこと。この曲もマタイ受難曲と同様、新約聖書の福音書に基づき作曲されたものです。聖書にはマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4人の福音書があり、バッハもそれぞれの福音書に基づく4つの受難曲を書いたと言われています(ただし、マルコ受難曲は紛失、ルカ受難曲は偽作)。また古今の(クリスチャンの)作曲家によって、さまざまな受難曲が作られています。千秋は無事に日曜日のコンサートに行けたんでしょうか。
[Lesson54] フランクが持っていたアニメ映画のフランス語版ビデオの主題歌
第3巻および第4巻参照。ご存知、大人気テレビアニメ「プリごろ太」の劇場版、「宇宙の友情大冒険」のフランス語版です。主題歌は「プリラーンゴロータ! プリゴロータ!!」「GORO GORO GOROTA!」とフランス語で歌われまが、オリジナルの日本語版「プリリンごろ太 プリごろ太〜〜」とほとんど差がないようです。もしかしたら同じ曲をそのまま翻訳して使っているのでしょうか?それにしてもプリリン!君はヒドイ妖精だね!
[Lesson54] プラティニ国際指揮者コンクールに備えて千秋が勉強していた曲
チェコを代表する作曲家ドヴォルザークの最後の交響曲です。「新世界」ではなくて「新世界より」なので念のため。ニューヨークの音楽院の院長に招かれてアメリカに滞在していた時に作られました。新世界=アメリカというわけです。五音音階やシンコペーションのリズムの使用など、黒人霊歌やインディアンの歌などから素材を得たと言われています。なお、第2楽章は「家路」という名前で特に有名です(下校の音楽として流れていた学校も多いのでは?)。ちなみに映画「ジョーズ」の音楽は、第4楽章の冒頭をパクったものと言われています。
[Lesson55] プラティニ国際指揮者コンクールの1次予選の課題曲
プラティニ・コンクールの1次予選は、くじに書かれている2名の作曲家の序曲と交響曲を演奏するスタイルのようですね。なお、序曲とは、主に歌劇のオープニングにオーケストラだけで演奏される曲のことを指しますが、歌劇とは無関係に独立した曲として作られているものもあります。
<序曲>
ワーグナー
・・・「さまよえるオランダ人」、「タンホイザー」、「リエンツィ」など。また序曲という名前ではありませんが、前奏曲として「ローエングリン」、「マイスタージンガー」、「トリスタンとイゾルデ」、「パルジファル」等々が有名です。
ベルリオーズ
・・・歌劇の序曲や演奏会用序曲などいくつかありますが、「ローマの謝肉祭」の人気がずば抜けて高いです。
ロッシーニ
・・・30曲余りの序曲があります。「ウイリアム・テル」、「セビリアの理髪師」、「セミラーミデ」、「どろぼうかささぎ」などが特に有名です。
<交響曲>
ブラームス
・・・第7巻参照。
ハイドン
・・・100曲以上(!)の交響曲があります。第94番「驚愕」、第100番「軍隊」、第101番「時計」、第103番「太鼓連打」、第104番「ロンドン」など、表題付きのものが人気です。
モーツァルト
・・・第7巻参照。
[Lesson56] プラティニ国際指揮者コンクールの千秋の1次予選曲
ベルリオーズは、フランス・ロマン派音楽を確立した作曲家です。それまでの伝統的な形式や枠組みから抜け出し、「表題音楽」という新しいジャンルを作りました。色彩的なオーケストラの使い方に長けていて、彼の書いた「管弦楽法」は後世に大きな影響を与えました。この曲はタイトルに序曲とありますが、もともとは「ベンヴェヌート・チェッリーニ」という歌劇の第2幕の間奏曲として作曲していたものを、後で独立した曲とした出版したものです。
【演奏】チョン・ミュンフン(指揮)、パリ・バスティーユ管弦楽団 税込1,890円 |
[Lesson56] プラティニ国際指揮者コンクールの千秋の1次予選曲
本文でも触れられていますが、ハイドンは交響曲という形式を完成させた「交響曲の父」です。この第104番は、100曲以上の交響曲を作ったハイドンの最後の交響曲です。充実しきった古典的世界が展開されています。愛称の「ロンドン」は、ハイドンの最高傑作が生まれる舞台となったロンドンへの敬意を後の人々が表わしたものです。
【演奏】カラヤン、アバド(指揮)、フルニエ(チェロ)、ハーセス(トランペット)他 税込1,500円(2枚組) |
[Lesson56] プラティニ国際指揮者コンクールの2次予選の初見曲
指揮者コンクールのことはよくわかりませんが、恐らくこのコンクールのために作曲された新曲ではないでしょうか(でないと、あらかじめその曲を知ってた人と知らなかった人に差が出てしまうので)。もちろんオーケストラのメンバーは、あらかじめ練習しておかないといけないでしょうし、相当大掛かりなコンクールですね。
[Lesson56] プラティニ国際指揮者コンクールの2次予選「間違い探し」の曲
9曲あるドヴォルザークの交響曲のうち、第9番「新世界より」と並んで人気のある曲です。構成的に独自性がみなぎり、チェコ民族色に溢れた親しみやすい内容です。この曲の楽譜は、ロンドンのノヴェロ社から出版されたので、「ロンドン」という愛称で呼ばれることもあります。ところで、この「間違い探し」という課題、オーケストラのメンバー、特に管楽器奏者にとっては1音のミスも許されないわけで(本来意図しなかった「間違い」になってしまうため)、かなりプレッシャーのかかるイヤな課題です・・・。
[Lesson57] プラティニ国際指揮者コンクールのドナデュウの3次予選曲
第9巻参照。ラヴェルは、自分のピアノ曲をオーケストラ用にアレンジすることに積極的な人でした。「鏡」からの2曲のほかにも、「クープランの墓」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」などもオーケストラに編曲しており、そのどれもがピアノ版と同等以上の好評をもって迎えられました。
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【演奏】アンドレ・クリュイタンス(指揮)、パリ音楽院管弦楽団 税込1,700円 |
[Lesson57] プラティニ国際指揮者コンクールのドナデュウ、千秋の3次予選曲
第9巻参照。千秋は一度本番でやったことがある曲だけに、有利だったハズなのに・・・。
[Lesson57] プラティニ国際指揮者コンクールの千秋の3次予選曲
優雅な宮廷舞曲「パヴァーヌ」を効果的に用いた美しい作品です。「道化師の朝の歌」同様、ラヴェルが自分のピアノ曲からオーケストラ編曲したものです。オリジナルのピアノ版は22歳の時に作曲され、同時代のフランスの作曲家シャブリエの影響を強く受けているため、ラヴェル自身はこの曲をあまり評価していなかったそうです。タイトルに特に意味はなく、フランス語の一種の語呂合わせと言われています(原題“Pavane pour une infante defunte”)。この曲の冒頭のホルンのソロは、世界中で最も美しいホルンのメロディのひとつですが、このフレーズを気品と色気を持って吹ききるのはプロの奏者でも難しく、それを「ゆっくりと小さく」と要求されると、ホルン奏者にとってはまさに地獄です。
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【演奏】アンドレ・クリュイタンス(指揮)、パリ音楽院管弦楽団 税込1,700円 |