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のだめカンタービレ
クラシック作品辞典 第15巻

第15巻までの演奏者別もくじ

  1. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番 K.576
  2. モーツァルト:「ああ、お母さんに聞いて」による12の変奏曲 K.265
  3. リスト:伝説より「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」
  4. ラヴェル:水の戯れ
  5. シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 op.42 D.845
  6. モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525
  7. モーツァルト:オーボエ四重奏曲 K.370(368b)
  8. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 K.310(300d)
  9. (オーケストラ・スタディ)
  10. モーツァルト:オーボエ協奏曲 K.314(285d)

 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番 K.576

[Lesson85] ブノワ城にあるフォルテピアノでのだめが弾いた曲。
[Lesson86] のだめのブノワ城リサイタルの2曲目。

ベルリンのプロシャ皇帝の前で演奏した際、女王のために作曲を依頼されて作った曲です。6曲の注文のうち書かれたのはこの曲のみで、結果的にこれがモーツァルトの最後のピアノ・ソナタとなりました。対位法を駆使したコンサート用の佳作です。ちなみに、ブノワさんが「ブラーヴィ」と言いながら入ってきますが、あれは「ブラボー」の複数形で、この場合だとのだめと千秋の2人に対する賛辞ということになります(男性単数=ブラボー、女性単数=ブラヴァ、複数=ブラヴィ)。もともとイタリア語なので、外国人は語尾変化まで気を使わず全て「ブラボー」で済ましてしまうことが多いと思うんですが、ブノワさん相当やりますな。


 モーツァルト:「ああ、お母さんに聞いて」による12の変奏曲 K.265

[Lesson86] のだめのブノワ城リサイタルの1曲目。

第4巻参照。やっぱりこのメロディは世界中の子供たちが目を輝かせるんですね。


 リスト:伝説より「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」

[Lesson86] のだめのブノワ城リサイタルの3曲目。

伝説は「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」と「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」の2曲からなるピアノ曲です。聖フランチェスコとは12世紀の高僧で、その聖なる行いが描写されている標題音楽です。「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」は、トレモロやアルペジオが波立つような音形を駆使しています。

 

リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調

【演奏】アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
【曲目】リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調/同:伝説/悲しみのゴンドラ第1,2番

税込2,039円


 ラヴェル:水の戯れ

[Lesson86] のだめのブノワ城リサイタルの4曲目。

リストのピアノ曲「エステ荘の噴水」を意識して書かれた曲で、移り変わる噴水の印象を描いたとされています。楽譜の冒頭には、アンリ・ド・レニエの詩の一節「河に住む神は、水にくすぐられて笑う」が引用されています。のだめは初めてアパルトマンに来た時には、挨拶代わりに「鏡」を弾いてましたし、きっとラヴェルとは相性がいいんでしょう。

ラヴェル:ピアノ作品全集

【演奏】モニク・アース(ピアノ)
【曲目】(CD1)ラヴェル:鏡/同:水の戯れ/同:亡き王女のためのパヴァーヌ/同:古風なメヌエット/同:前奏曲/同:シャブリエ風に/同:ボロディン風に/同:ハイドンの名によるメヌエット/同:マ・メール・ロワ (CD2)ラヴェル:
クープランの墓/同:夜のガスパール/同:ソナチネ/同:高雅にして感傷的なワルツ

税込1,995円(2枚組)


 シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 op.42 D.845

[Lesson86] のだめのブノワ城リサイタルの5曲目。

第8巻参照。マラドーナ・コンクールの1次予選で弾き、田舎に帰ってた時にも弾いてた曲です。のだめにとって大切な曲なんでしょうね。

 

シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番

【演奏】マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
【曲目】シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番D.845/シューマン:ピアノ・ソナタ第1番op.11

税込2,039円


 モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525

[Lesson87] ブノワ城で千秋+モーツァルト弦楽五重奏団のメンバーで演奏した曲。

この曲の出だしは、モーツァルトの作品中で最も有名なメロディのひとつです。古い本や楽譜には「小夜曲」という邦題で紹介されていることもあり、英語でいうところの「リトル・ナイトミュージック」という意味です。もともとは弦楽合奏で演奏される曲ですが、5つのパートをそれぞれ1人ずつで演奏すれば、千秋たちのような弦楽五重奏(2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)の形で演奏もできます。

モーツァルト:クラリネット五重奏曲

【演奏】アルフレート・プリンツ(クラリネット)、ウィーン室内合奏団
【曲目】モーツァルト:クラリネット五重奏曲K.581/セレナード第13番K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(弦楽五重奏版)

税込1,050円


 モーツァルト:オーボエ四重奏曲 K.370(368b)

[Lesson87] ブノワ城で黒木+モーツァルト弦楽五重奏団のメンバーで演奏した曲。

ミュンヘン宮廷の名オーボエ奏者であり友人であった、フリードリヒ・ラムのために作られた曲です。ラムの技巧を生かした繊細で華やかな曲調で書かれています。オーボエは協奏曲風に活躍しますが、室内楽的な構成技法にも円熟が見られます。ちなみにオーボエ四重奏は、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという編成です。

モーツァルト:オーボエ四重奏曲

【演奏】ハインツ・ホリガー(オーボエ)他
【曲目】モーツァルト:オーボエ四重奏曲K.370/同:アダージョとロンドK.617/同:オーボエ五重奏曲K.406

税込1,200円


 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 K.310(300d)

[Lesson87] ブノワ城でターニャが演奏した曲。

第8巻参照。

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番〜11番

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付」

【演奏】内田光子(ピアノ)
【曲目】モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331「トルコ行進曲つき」/同:ピアノ・ソナタ第8番K.310/同:ピアノ・ソナタ第9番K.311/同:ピアノ・ソナタ第10番K.330

税込1,529円


 (オーケストラ・スタディ)

[Lesson88] マルレ・オケのオーディションに備えて黒木が練習していた曲。

オーケストラ・スタディとは、有名なオーケストラ曲のソロの部分や目立つ場面を抜き出した、練習用のパート譜のことです。現場では「オケスタ」と略されます。色々な出版社から各楽器ごとのオーケストラ・スタディが出版されています。オーケストラ入団を狙う音大生やフリー奏者にとっては必需品です(ソリスティックな場面が多い管楽器奏者は特に)。オーケストラのオーディションは、1次審査で協奏曲やソナタの1楽章などを演奏して、2次審査でオケスタをやるというのが一般的なパターンのようです。


 モーツァルト:オーボエ協奏曲 K.314(285d)

[Lesson] マルレ・オケのオーディションのオーボエの課題曲。

第7巻参照。

モーツァルト、R.シュトラウス:オーボエ協奏曲

モーツァルト、R.シュトラウス:オーボエ協奏曲

【演奏】ハインツ・ホリガー(オーボエ)、エド・テ・ワールト(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
【曲目】モーツァルト:オーボエ協奏曲K.314/R.シュトラウス:オーボエ協奏曲

税込1,200円


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